ゲーミングPCのファンが回らない原因は?正常な停止と故障の見分け方を解説
ゲーミングPCの中を見たときに、「グラボのファンが止まっている」「ケースファンが回らない」「CPUファンだけ動いていない」と気づくと焦りますよね。冷却できていないなら、熱暴走やパーツ故障につながる可能性があります。
ただし、ファンが回らない=すぐ故障とは限りません。最近のGPUには、低温時にファンを止めるゼロファン機能があります。まずは、どのファンが、どのタイミングで、何℃のときに止まっているのかを切り分けましょう。
3秒で分かる「回らないファン」の判断
GPUファンだけ止まるのか、CPUファンも止まるのかで危険度が変わります。
結論GPUファン停止は正常なことがあるが、CPUファン停止は危険
- GPUファン:50〜60℃以下で止まるゼロファン機能なら正常範囲
- CPUファン:基本的に回るべきファン。止まっているなら早めに確認
- ケースファン:接続、ファンハブ、BIOS設定、故障を順番に見る
- 危険サイン:85℃以上、電源落ち、焦げ臭い、異音、起動しない
- 買い替え目安:5年前後使用し、ファン以外の不調も重なっている状態
この記事で分かること
CHECKファン停止トラブルの判断ポイント
- GPUファンが回らないときに正常か故障か見分ける方法
- CPUファン、ケースファン、電源ファンの危険度の違い
- 初心者でも安全にできる確認手順
- やってはいけないNG対応
- 修理、ファン交換、買い替えの判断基準
ファン別の危険度:どのファンが止まっている?
最初に見るべきなのは、止まっているファンの場所です。GPUファン、CPUファン、ケースファンでは、正常範囲と危険度がまったく違います。
ファン別の危険度ランキング
GPUファン停止は正常なことがありますが、CPUファン停止は優先して確認します。
CPUファン
- すぐ温度確認
- 停止状態で負荷をかけない
ケースファン
- 接続確認
- ファンハブを見る
GPUファン
- 温度と負荷で判断
- 高温で停止なら危険
電源ファン
- 焦げ臭さに注意
- 分解は避ける
判断:CPUファンが止まっている、または高温でGPUファンが回らない場合は、ゲームを続けず原因を確認しましょう。
JS診断:正常なファン停止?故障寄り?
以下の診断では、止まっているファン、温度、症状から危険度を出します。メーカーの正式診断ではありませんが、次に何を確認すべきかの目安になります。
ファン停止セルフ診断
当てはまる項目を選ぶと、対処方針を表示します。
1. 止まっているファンは?
2. 温度はどれに近いですか?
3. 追加症状はありますか?
3項目を選ぶと、危険度と次にやることを表示します。
GPUファンが回らない原因
GPUファンが回らない場合、最初に疑うのはゼロファン機能です。MSIのサポート情報でも、対応グラフィックカードは一定の負荷になるまでファンが止まる仕様として案内されています。
正常寄り低温時にGPUファンが止まるのは仕様のことがある
- デスクトップ表示やブラウザだけなら、GPU温度が低くファンが止まりやすい
- ゲームやベンチマークで温度が上がると、ファンが回り始めることがある
- 監視ソフトで0 RPM表示でも、カード仕様や読み取り仕様の影響がある
危険高温なのにGPUファンが回らない場合
- GPU温度が85℃以上なのにファンが止まっている
- 片方のファンだけ回らない、またはカラカラ音がする
- ゲーム中に画面が暗転する、ドライバーが落ちる、PCが再起動する
CPUファン・ケースファンが回らない原因
CPUファンやケースファンが回らない場合は、GPUファンより慎重に見ます。特にCPUファンは、止まったまま高負荷をかけると短時間で温度が上がります。
原因と確認場所
分解より先に、電源を切った状態で安全に確認します。
| 原因 | 起きやすいファン | 確認する場所 | 対処 | 危険度 |
|---|---|---|---|---|
| ゼロファン機能 | GPUファン | GPU温度、製品仕様 | 負荷時に回るか確認 | 低 |
| ケーブル抜け | CPU / ケース | CPU_FAN、SYS_FAN端子 | 電源を抜いて差し直す | 中〜高 |
| ファンハブ不具合 | ケースファン | ファンハブ、SATA電源 | 給電ケーブルを確認 | 中 |
| ホコリ・異物 | 全ファン | 羽根、フィルター、吸気口 | 掃除して手回し確認 | 中 |
| BIOS設定 | CPU / ケース | Fan Control、Hardware Monitor | 自動制御へ戻す | 中 |
| ファン故障 | 全ファン | 異音、軸ブレ、片側停止 | 交換または修理相談 | 高 |
初心者でもできる安全な確認手順
ファンが止まっているときは、焦って内部を触らないことが大事です。まず電源を切り、電源ケーブルを抜いてから作業します。
切り分けフロー
上から順番に見ると、正常停止と故障を分けやすいです。
止まっているファンの場所を確認
GPU、CPU、ケース、電源のどれかを見分けます。
温度を確認
GPUやCPUが60℃未満なら、低温停止の可能性があります。
軽く負荷をかける
ゲーム起動後にGPUファンが回るなら正常寄りです。
電源を切って内部確認
ケーブル抜け、ホコリ、干渉を確認します。
改善しなければ交換・相談
CPUファン停止や高温は放置しないでください。
買ってはいけないNG例
NG 1CPUファン停止のままゲームを起動する
- CPU温度が急上昇し、強制シャットダウンや不安定化につながります。
- 回避策:CPUファン停止時は負荷をかけず接続と交換を確認します。
NG 2通電したままファンを触る
- 羽根の破損、ショート、けがの原因になります。
- 回避策:電源を切り、電源ケーブルを抜いてから確認します。
NG 3ゼロファン機能を故障と決めつける
- GPUファンは低温時に止まる仕様のことがあります。
- 回避策:温度と負荷時の動作を見てから判断します。
修理・ファン交換・買い替えの判断基準
ファン単体の故障なら交換で済むことがあります。ただし、電源落ち、異音、性能不足、使用年数が重なる場合は、修理費と買い替え費用を比較しましょう。
対応別の目安
原因が分かるほど、無駄な修理費を避けやすいです。
GPU低温停止
- 温度監視
- 仕様確認
掃除・接続確認
- 電源を抜く
- 端子確認
ファン交換
- 保証確認
- 同サイズを選ぶ
PC全体の更新
- 冷却と保証を更新
- 性能不足も解消
目安:修理費が新しいPC価格の3割前後に近いなら、買い替え候補も同時に比較しましょう。
冷却に強いゲーミングPCを選ぶポイント
買い替えるなら、GPUやCPUだけでなく冷却設計も見ましょう。GALLERIA公式のケース解説でも、大型ファン、PWM制御、吸排気面積などが冷却と静音のポイントとして説明されています。
選び方ファン停止トラブルを避ける確認項目
- ケース:前面吸気、背面排気、メッシュ構造を確認する
- ファン:120mm/140mm、PWM制御、交換しやすさを見る
- CPUクーラー:高発熱CPUなら大型空冷や水冷も候補
- 電源:GPUに対して容量に余裕がある構成を選ぶ
- 保証:異音や初期不良を相談しやすい販売先を選ぶ
よくある質問
GPUファンが回らないのは故障ですか?
低温時だけ止まっていて、ゲーム中や高温時に回るなら正常な可能性があります。高温でも回らない、片方だけ止まる、異音がある場合は確認が必要です。
CPUファンが回らないまま使っても大丈夫ですか?
おすすめしません。CPUファンはCPU温度に直結します。停止している場合は、ゲームやベンチマークを起動せず、接続やファン故障を確認してください。
ケースファンが1つだけ回らない場合は?
ファン端子、ファンハブ、電源ケーブル、BIOS設定を確認します。別端子につないで動くなら端子やハブ側、動かないならファン本体の故障が疑われます。
電源ファンが回らないのは正常ですか?
一部の電源は低負荷時にファンを止める仕様があります。ただし、焦げ臭い、異音、電源落ちがある場合は危険です。電源ユニットの分解は避け、販売店や修理窓口に相談してください。
まとめ:ファンが回らないときは場所と温度で判断する
ゲーミングPCのファンが回らないときは、止まっている場所を先に確認します。GPUファンだけが低温時に止まっているなら正常なことがありますが、CPUファン停止や高温時の停止は危険です。
最終判断この順番で確認する
- 1:GPU、CPU、ケース、電源のどのファンか確認する
- 2:GPU/CPU温度を確認する
- 3:GPUファンなら負荷時に回るか確認する
- 4:電源を抜いてケーブル、ホコリ、干渉を確認する
- 5:高温、異音、電源落ちが続くなら修理・買い替えを比較する



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