「設定を下げてもfpsが上がらない」「重いゲームを軽くしたい」
低スペックPCでゲームをプレイしている方は、こういった悩みを抱えがちです。
設定変更でfpsを改善することは可能ですが、改善には優先順位があり、やっても意味のない対策も存在します。
この記事では効果の高い順に対策を整理し、fps改善目安を数値で示します。
「できること」と「できないこと」を明確に伝えるので、無駄な試行錯誤を省くことができます。
- 【結論】低スペックPCでfpsを上げる対策|優先順位と改善目安
- この記事でわかること
- 対策① 解像度変更|fps改善目安 +20〜50%【最優先・無料】
- 対策② 影・描画距離を下げる|fps改善目安 +10〜25%【無料】
- 対策③ DLSS / FSR 有効化|fps改善目安 +30〜80%【無料・対応ゲームのみ】
- 対策④ バックグラウンドプロセス停止|fps改善目安 +5〜15%【無料】
- 対策⑤ Windows最適化|fps改善目安 +3〜10%【無料】
- 症状別対策|常時低fps・カクつき・戦闘時のみの原因は違う
- スペック別の限界ライン|どこまでfpsが出るか
- NGな期待|低スペックPCで「144fps」は基本不可能
- ゲームジャンル別|対策の効果の違い
- 有料改善|どこから投資するか
- やってはいけない対策|逆効果・意味のない行動
- まとめ|無料対策から順番に試す
【結論】低スペックPCでfpsを上げる対策|優先順位と改善目安
最も効果が高いのは解像度変更とGPU負荷軽減です。
設定変更で対応できる範囲には限界があり、GPU性能自体が低い場合は買い替えが最終解になります。
まず「無料でできること」を全て試し、それでも足りなければ「有料の改善」を検討する順番が最も費用対効果が高いです。
【fps改善 優先順位ランキング】
🥇 1位:解像度変更 → fps改善目安:+20〜50% 費用:無料
🥈 2位:影・描画距離を下げる → fps改善目安:+10〜25% 費用:無料
🥉 3位:DLSS / FSR 有効化 → fps改善目安:+30〜80% 費用:無料(対応ゲームのみ)
4位:バックグラウンドプロセス停止 → fps改善目安:+5〜15% 費用:無料
5位:Windows最適化(電源プラン・ゲームモード) → fps改善目安:+3〜10% 費用:無料
6位:メモリ増設(8GB→16GB・デュアルチャネル化) → fps改善目安:+5〜20% 費用:3,000〜12,000円
7位:SSD換装(HDD→NVMe) → スタッター解消。fps自体の改善:+0〜10% 費用:5,000〜12,000円
8位:GPU交換 → fps改善目安:+50〜200%以上 費用:15,000円〜
この記事でわかること
- fps改善の優先順位と各対策の効果目安(数値付き)
- やっても意味が薄い・逆効果になる対策
- 症状別(常時低fps・カクつき・戦闘時のみ)の対策分け
- 内蔵GPU・GTX/RTX低グレード別の限界ライン
- 無料対策で限界が来たときの有料改善と買い替え判断
対策① 解像度変更|fps改善目安 +20〜50%【最優先・無料】
GPUが1フレームに処理するピクセル数は解像度に比例します。
解像度を下げることはGPU負荷を直接削減する、最も費用対効果が高い対策です。
| 解像度の変更 | ピクセル数の変化 | fps改善目安 |
|---|---|---|
| 1920×1080 → 1280×720 | 約56%削減 | +30〜50% |
| 1920×1080 → 1600×900 | 約30%削減 | +15〜25% |
| 1920×1080 → 1920×1080(解像度スケーリング75%) | 約44%削減 | +20〜40% |
やる前 / やった後の比較例:
GTX 1050 Ti搭載PCでApex Legendsを1080p・中設定でプレイ → 平均42fps
→ 720pに変更後 → 平均63fps(+50%改善)
解像度スケーリング75%を使うと画面解像度はそのままで処理負荷だけ下げられるため、モニター品質を落とさずに改善できます。
対策② 影・描画距離を下げる|fps改善目安 +10〜25%【無料】
GPU負荷の中でも「影(シャドウ)」と「描画距離(View Distance)」の2つは特に重く、下げた際の改善効果が大きいです。
| 設定項目 | 推奨変更 | fps改善目安 | 体感への影響 |
|---|---|---|---|
| 影の品質 | 高 → 低 or OFF | +10〜20% | 影のリアル感が落ちるが、ゲームプレイには影響なし |
| 描画距離 | 最大 → 中 | +5〜15% | 遠くのオブジェクトが遅れてロード。探索ゲームで体感しやすい |
| アンビエントオクルージョン(AO) | ON → OFF | +3〜8% | 物体の接地感が薄れる程度。ゲームプレイへの影響は少ない |
| レンダリング品質(グローバル) | 最高 → 中 | +15〜25% | 全体的な描画品質が下がる |
反対に下げても効果が薄い設定:テクスチャ品質(VRAM使用量に影響するが、fpsへの直接効果は低い)、アンチエイリアス(画質は落ちるが改善幅が小さい場合が多い)
対策③ DLSS / FSR 有効化|fps改善目安 +30〜80%【無料・対応ゲームのみ】
対応ゲームであれば最もfpsが伸びる対策です。ゲーム内設定から数クリックで有効化できます。
| 技術 | 対応GPU | fps改善目安 | 画質の低下 |
|---|---|---|---|
| DLSS 3(NVIDIAのみ) | GTX 16系・RTX 20系以上 | +30〜60% | 「バランス」モードでほぼ目立たない |
| FSR 2/3(AMD / 全GPU対応) | IntelとAMDのGPU含む全GPU | +30〜80% | 「バランス」モードでやや画質が落ちる |
| Intel XeSS | Intel Arc + 全GPU(互換モード) | +20〜50% | Arc GPUの場合は高品質。他GPUは画質がやや落ちる |
FSRはNVIDIA・AMD・Intelの全GPUで動作します。GTX 1060などの古いGPUでもFSR対応ゲームなら有効化できます。
「パフォーマンス」モードは画質が大きく落ちるため、通常は「バランス」または「クオリティ」から試すことを推奨します。
対策④ バックグラウンドプロセス停止|fps改善目安 +5〜15%【無料】
低スペックPCではCPU・メモリのリソースが限られているため、ゲーム外のプロセスが競合するとfpsに直接影響します。
- 停止すべきアプリ(ゲーム前に終了):ブラウザ(Chrome・Edge)、Discord(ビデオ処理が重い)、OneDrive・Dropboxの同期、配信ソフト(OBS)、ウイルス対策ソフトのスキャン中
- 確認方法:タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)→ プロセスタブ → CPU列をソートし、ゲーム以外で5%以上消費しているプロセスを終了する
- Windowsゲームモード:設定 → ゲーム → ゲームモード → ON。Windowsが自動でバックグラウンド処理を制限する
やる前 / やった後の比較例:
16GB(シングルチャネル)PCでChromeタブ10枚・Discord起動状態でFortniteを起動 → 平均38fps
→ ブラウザ・Discord終了後 → 平均44fps(+16%改善)
対策⑤ Windows最適化|fps改善目安 +3〜10%【無料】
| 設定項目 | 操作方法 | 効果 |
|---|---|---|
| 電源プラン → 高パフォーマンス | 設定 → 電源とスリープ → 電源の追加設定 → 高パフォーマンス | 省電力でのCPUクロック制限が解除。fps改善 +3〜8% |
| ゲームモード ON | 設定 → ゲーム → ゲームモード → オン | バックグラウンド処理を自動制限。ランダムスタッター軽減 |
| ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング ON | 設定 → システム → ディスプレイ → グラフィック設定 | GPU処理の効率が上がる。改善幅は環境により異なる(+0〜10%) |
| グラフィックドライバを最新版に更新 | NVIDIA GeForce Experience または AMD Radeon Softwareから更新 | 特定ゲームでの最適化パッチが含まれる。効果は不定だが無料なので実施推奨 |
症状別対策|常時低fps・カクつき・戦闘時のみの原因は違う
| 症状 | 主な原因 | 最初に試す対策 |
|---|---|---|
| 常時fps低い(ずっと30fps以下) | GPU性能不足・解像度が高すぎる | 解像度変更・FSR/DLSS有効化・グラフィック設定を全体的に下げる |
| 一瞬カクつく(平均fpsは高い) | CPU・ストレージ・バックグラウンド処理 | バックグラウンドプロセス停止・HDD→SSD換装・電源プラン変更 |
| 戦闘時だけfps低下 | CPUボトルネック・パーティクル処理 | NPC数・パーティクル密度設定を下げる・電源プランを高パフォーマンスに |
| 長時間プレイ後にfps低下 | 温度上昇(サーマルスロットリング) | エアダスター清掃・CPUグリス塗り直し・ケースファン追加 |
症状別の詳しい原因特定方法はスタッター(カクつき)の原因と対策・戦闘時のfps低下原因と対策も合わせて参照してください。
スペック別の限界ライン|どこまでfpsが出るか
設定を最低にしてもfpsが出ない場合はGPU性能の絶対的な上限です。設定変更で越えられる限界ではありません。
| GPU | 軽量ゲーム(Valorant・Apex等) | 中程度ゲーム(原神・FF14等) | 重量級ゲーム(Cyberpunk・ARK等) |
|---|---|---|---|
| 内蔵GPU(Intel UHD 630) | 30〜60fps(低設定1080p) | 15〜30fps(低設定1080p) | まともに動かない |
| 内蔵GPU(Intel Iris Xe) | 60〜100fps(低設定1080p) | 30〜50fps(低設定1080p) | 15fps以下 |
| GTX 1050 Ti | 100〜200fps(低〜中設定) | 40〜70fps(低設定1080p) | 15〜30fps(最低設定) |
| GTX 1660 / 1660 Super | 144fps以上(中設定) | 60〜90fps(中設定1080p) | 30〜50fps(低設定1080p) |
| RTX 3060 | 200fps以上 | 100〜144fps(中〜高設定1080p) | 50〜80fps(中設定1080p) |
上記の数値は1080p・最低〜低設定での目安です。実際のfpsはCPUやメモリ構成によって変動します。
NGな期待|低スペックPCで「144fps」は基本不可能
| よくある期待 | 現実 |
|---|---|
| 「設定を全部最低にすれば144fps出る」 | NG。GPU性能の絶対的な上限があり、GTX 1050 Ti以下では重量級ゲームで60fps超えは困難 |
| 「Windows最適化だけで大幅改善できる」 | NG。電源プラン・ゲームモードの効果は+3〜10%程度。ハードウェアの限界は越えられない |
| 「PCを”最適化”するフリーソフトで改善できる」 | NG。効果がないどころかバックグラウンドプロセスを増やして逆効果。マルウェアのリスクもある |
| 「ドライバを削除して入れ直せば劇的に改善する」 | 効果は限定的。ドライバのバグが原因の場合のみ有効。通常のfps改善には繋がらない |
| 「メモリを増やせば重いゲームが快適になる」 | 半分NG。メモリが8GB以下・シングルチャネルの場合は効果あり。16GB以上ある場合はGPUが本来の原因 |
「設定を変えれば内蔵GPUで重いゲームが動く」という情報をSNSで見ることがありますが、内蔵GPUでCyberpunk 2077やARK SAをまともにプレイするのは設定変更では不可能です。
無理なゲームに時間をかけるよりも、GPU交換・買い替えを検討した方が結果として安上がりになります。
ゲームジャンル別|対策の効果の違い
| ジャンル | fps改善の主な対策 | 限界突破が難しい理由 |
|---|---|---|
| FPS / TPS(Apex・Valorant・CoD等) | 解像度変更・影OFF・FSR/DLSS | 競技ゲームなので144fps目標が多く、GPUが弱いと設定変更では届かないケースがある |
| オープンワールド(原神・Cyberpunk等) | 描画距離・テクスチャ・FSR | エリア移動時のストレージ読み込みがボトルネックになるため、SSD換装も有効 |
| MOBA / RTS(LoL・Dota等) | fps上限設定・バックグラウンド停止 | GPU負荷より、終盤の大規模戦でCPUがボトルネックになりやすい |
| MMORPGマルチプレイ(FF14・BDO等) | 他プレイヤー表示数削減・NPC密度設定 | 大規模レイド・討滅戦でCPUとGPU両方に負荷が集中する |
| サンドボックス(Minecraft等) | チャンク描画距離・影MOD無効化 | シェーダーMOD使用時はGPU負荷が大幅増加。MODなし本体は比較的軽い |
有料改善|どこから投資するか
| 対策 | 費用目安 | fps改善目安 | おすすめの条件 |
|---|---|---|---|
| メモリ増設(8GB→16GB or デュアルCH化) | 3,000〜12,000円 | +5〜20% | 現在8GB以下 or シングルチャネル構成 |
| HDD → NVMe SSD換装 | 5,000〜12,000円 | スタッター解消(常時fpsには影響小) | HDDまたはSATA SSD搭載でロード時にカクつきがある場合 |
| GPU交換(GTX 1060相当以上に) | 15,000〜60,000円 | +50〜200%以上 | 無料対策を全て試してもfpsが目標に届かない場合 |
| PCごと買い替え(BTO) | 15万円前後〜 | ほぼ全ての問題が解消 | PCが5年以上古い・内蔵GPU・メモリとストレージ以外の改善が必要な場合 |
GPU単体交換の注意点:古いPCへのGPU追加は「CPUのボトルネック」が発生する場合があります。
5年以上前のPCにRTX 4070を積んでもCPUがボトルネックとなり、GPU本来の性能が出ないことがあります。
PCの世代が古い場合はBTO丸ごと買い替えの方が費用対効果が高いことが多いです。
やってはいけない対策|逆効果・意味のない行動
| NG行動 | なぜNGか |
|---|---|
| PC高速化・最適化フリーソフトの導入 | 効果がなく、バックグラウンド常駐でリソースを余計に消費する。マルウェアのリスクも高い |
| fps上限を完全に外す(キャップなし) | GPU・CPUが限界まで動き続けて温度上昇。サーマルスロットリングで逆にfpsが不安定になるケースがある |
| ウイルス対策ソフトを無効化する | 改善効果は+1〜3%程度でリスクに見合わない。スキャン「スケジュール変更」で対処する方が安全 |
| テクスチャ品質を最低にする | テクスチャはVRAM使用量に影響するが、fps(処理速度)への直接改善効果は小さい。画質だけ大幅に下がる |
| 仮想メモリ(ページファイル)を手動で最大化 | 仮想メモリはストレージを使用するため物理メモリより数百倍遅い。設定変更してもfps改善には繋がらない |
まとめ|無料対策から順番に試す
低スペックPCのfps改善は無料の設定変更から優先順位に従って試すことが重要です。
それでも解決しない場合、GPU性能が絶対的なボトルネックになっているため、パーツ交換または買い替えが根本解決になります。
| フェーズ | 対策 | 費用 | 改善目安 |
|---|---|---|---|
| まず試す(無料) | 解像度・影・描画距離 変更 / FSR/DLSS有効化 / バックグラウンド停止 / 電源プラン変更 | 無料 | 合計 +30〜70% |
| 次に試す(低コスト) | メモリ増設 / SSD換装 | 5,000〜12,000円 | スタッター解消・+5〜20% |
| 最終手段(高コスト) | GPU交換 / PC丸ごと買い替え | 15,000円〜 | +50〜200%以上 |
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