「紅の砂漠(Crimson Desert)って重いの?」「自分のPCで動く?」
Pearl Abyssが2026年3月にリリースした大作オープンワールドアクションRPGは、発売前から”要求スペックが高い”という評判がありました。
しかし実際のベンチマークでは、RTX 5060 Tiで最高設定1080p 90fps以上が出るなど、予想より最適化が良好という評価が多いです。
この記事では実測ベースのfps目安・GPU別性能比較・重いシーンの解説・NG構成・用途別おすすめ構成をすべてまとめます。
「どのスペックを買えばいいか」をこの1記事で判断できるようにしています。
紅の砂漠(Crimson Desert)の公式スペックと実態
公式が発表しているスペックと、実際に快適にプレイできる目安には差があります。
公式スペックはプリセット別に6段階設定が用意されており、「最低」はLow設定で1080p 30fpsを保証するラインです。
| 区分 | CPU | GPU | 目標 |
|---|---|---|---|
| 最低(公式) | Ryzen 5 2600X Core i5-8500 | GTX 1660 | Low 1080p 30fps |
| 推奨・High(公式) | Ryzen 5 7600X Core i5-12600K | RTX 4070 RX 7700 XT | High 1440p 60fps |
| Ultra / 4K(公式) | Ryzen 7 7700X Core i5-13600K | RTX 5070 Ti RX 9070 XT | Cinematic 4K 60fps |
ポイントは「公式推奨(High)のRTX 4070が今や旧世代」という点です。
2026年時点でBTOメインはRTX 5000シリーズに移行しており、RTX 5060 Tiでも高設定60fps以上が十分狙えます。
また最高設定(Cinematic)と高設定(High)ではfpsに大きな差があるため、「どのプリセットで遊ぶか」を先に決めることが重要です。
① 実測ベースの快適ライン|60fps / 120fps / 144fps × 解像度別
複数のベンチマークサイト(TechSpot・GamersNexus・gamegpu.com)のデータをもとに、RTX 5000シリーズの実測fps推定値をまとめました。
プリセットはCinematic(最高設定)を基準にしています。High設定では概ね20〜30%fps向上します。
フルHD(1080p)Cinematic設定
| GPU | 平均fps(推定) | 1%low(推定) | 評価 |
|---|---|---|---|
| RTX 5060(8GB) | 65〜75fps | 50〜55fps | 60fps安定ライン(重い場面で割り込み) |
| RTX 5060 Ti(16GB) | 90〜100fps | 70〜80fps | 60fps安定・コスパ最強ライン |
| RTX 5070(12GB) | 110〜125fps | 90〜100fps | 120fps狙えるライン |
| RTX 5070 Ti(16GB) | 135〜150fps | 115〜125fps | 144fps安定ライン |
| RTX 5080(16GB) | 155〜170fps | 130〜140fps | 144fps以上・オーバースペック気味 |
| RTX 5090(32GB) | 175〜190fps | 150〜160fps | 最高値・コスパは度外視 |
WQHD(1440p)Cinematic設定
| GPU | 平均fps(推定) | 評価 |
|---|---|---|
| RTX 5060(8GB) | 40〜50fps | 60fps未達。DLSS 4必須 |
| RTX 5060 Ti(16GB) | 60〜70fps | ギリギリ60fps。重い場面で割り込み |
| RTX 5070(12GB) | 80〜90fps | 1440p 60fps安定ライン |
| RTX 5070 Ti(16GB) | 100〜115fps | 120fps狙えるライン |
| RTX 5080(16GB) | 120〜135fps | 144fps安定ライン |
4K(2160p)Cinematic設定
| GPU | 平均fps(推定) | 評価 |
|---|---|---|
| RTX 5060 Ti以下 | 20〜40fps | 非推奨。設定を大幅に下げる必要あり |
| RTX 5070 | 50〜55fps | High設定 + DLSS 4で60fps狙える |
| RTX 5070 Ti | 60〜65fps | 4K 60fps安定ライン(公式Ultra目標) |
| RTX 5080 | 70〜75fps | 4K 60fps余裕。120fps目標はRTX 5090が必要 |
| RTX 5090 | 105〜115fps | 現行最強。4K 120fps圏内 |
※ 上記はCinematic(最高設定)の推定値です。High設定では概ね20〜30%fps向上します。DLSS 4 / FSR 3使用で追加10〜40%の改善が期待できます。
② 重いシーンはどこか?fps低下ポイントを具体的に解説
紅の砂漠のfpsが落ちやすい場面は大きく3つに分類できます。
購入前に「どのシーンが重いか」を理解しておくと、スペック選びの精度が上がります。
重いシーン①:街中・NPCが密集するエリア
紅の砂漠は街のNPC密度が非常に高く、会話・動作・影などのオブジェクト処理がCPUとGPU双方に負荷をかけます。
戦闘シーンより街中のほうがfpsが下がるケースがあり、1080p最高設定でも15〜25%のfps低下が報告されています。
「野外フィールドでは快適だが町に入るとガクっと落ちる」という現象は、Lumen + NPC密度が原因です。
重いシーン②:マルチヒット・スキルエフェクトの多発する戦闘
紅の砂漠の戦闘は複数のエフェクトが重なるシーンが多く、GPU負荷が急増します。
特に「複数エネミー + 範囲スキル + 炎・氷エフェクト」が重なる場面では、1%lowが大きく落ち込みます。
「平均80fpsでも戦闘中に50fps台に落ちる」という状況は、RTX 5060搭載モデルで発生しやすいです。
RTX 5060 Ti以上では1%lowが70fps以上を維持しやすく、体感の安定感が大きく変わります。
重いシーン③:ボリュームクラウド・天候エフェクト
紅の砂漠はUE5ベースのボリュームクラウドと天候システムを採用しており、嵐・霧などの気象変化シーンで負荷が増大します。
「ボリュームクラウド品質」を「高」から「中」に下げるだけで、10〜15%のfps改善が報告されています。
スペックが不安な場合はこの設定だけ先に下げることを推奨します。
「重い」と感じたときの優先設定変更順:
1. ボリュームクラウド品質を「中」へ
2. シャドウ品質を「中」へ
3. エフェクト品質を「高」→「中」へ
4. DLSS 4 / FSR 3のフレーム生成を有効にする
この4ステップで多くの環境で10〜25%のfps改善が見込めます。
③ CPU・メモリの影響とボトルネックの考え方
CPUの役割と最低ライン
紅の砂漠はNPC処理・物理演算・AI制御など、CPUに高い負荷がかかるゲームです。
特に街中や多数のエネミーが出現するシーンではCPUがボトルネックになりやすいです。
| CPU | 評価 | 注意点 |
|---|---|---|
| Core i5-12600K Ryzen 5 7600X | 公式推奨ライン | 街中でCPUボトルネック発生の可能性あり |
| Core i7-14700 Ryzen 7 9700X | 実用推奨ライン | ほとんどのシーンでCPUがネックにならない |
| Ryzen 7 9800X3D | 最優先候補 | 3D V-Cacheがオープンワールド処理に最適 |
| Ryzen 5 5600 / Core i5-10世代以前 | 非推奨 | 街中で常にCPUボトルネック。GPUを活かしきれない |
メモリの影響
紅の砂漠はオープンワールドのテクスチャストリーミングにメモリを多用します。
公式推奨は16GBですが、Discord・ブラウザを同時起動すると16GBでは不足する場面があります。
メモリ推奨:32GB(DDR5推奨・DDR4でも可)
・16GBでは「ロード中の一時的なfps低下(スタッター)」が発生しやすい
・32GBにすることでアセットロードの安定性が向上する
・メモリ速度(MHz)は体感に影響しにくいため、容量を優先してください
④ NG構成一覧|これはやめとけ
「安く済ませたい」という気持ちはわかりますが、以下の構成では快適にプレイできません。
購入前に必ず確認してください。
| NG構成 | 何が問題か | 現実の体感 |
|---|---|---|
| GTX 1660 / RTX 3050 | Low設定でも30fps前後しか出ない | ゲームになるが不快なカクつきが続く |
| RTX 4060(VRAM 8GB) | High設定1080pで60fps出るが、最高設定では力不足。VRAM 8GBがCinematicで枯渇しやすい | 「設定を下げれば動く」が快適とは言えない |
| RTX 5060 + 16GBメモリ | GPU自体は問題ないが、メモリ不足でスタッターが起きやすい | フィールドは快適でも街中で急落 |
| 旧世代 i5 + RTX 5060 Ti | CPUボトルネックでGPUの性能を活かしきれない | 高スペックGPUを買ったのに期待より低いfps |
| HDD インストール | テクスチャのロード遅延でゲーム中にフリーズ・スタッターが頻発 | プレイ不可レベルの体験になる可能性あり |
⑤ 用途別おすすめBTO構成3選
【コスパ重視】フルHD最高設定60fps以上を実現する構成
「とにかく安く、でも最高設定で楽しみたい」という人向けの構成です。
RTX 5060 Tiは1080p Cinematicで90〜100fps前後と、この価格帯では別格のコスパを誇ります。
| パーツ | 推奨 |
|---|---|
| GPU | RTX 5060 Ti(16GB) |
| CPU | Ryzen 7 9700X / Core i7-14700 |
| メモリ | 32GB DDR5 |
| SSD | NVMe Gen4 1TB以上 |
| BTO予算 | 15〜18万円 |
DLSS 4を組み合わせれば最高設定でも120fps前後が狙えます。
「紅の砂漠を快適に最高設定で遊びたい初心者」にとって、最もバランスの良い選択です。
【長期運用重視】1440pでの120fps・将来タイトルにも備える構成
「3〜4年使い続けたい」「1440pモニターを持っている(または購入予定)」という人向けの構成です。
RTX 5070はWQHD Cinematicで80〜90fps前後と、1440p 60fps安定を余裕で達成します。
| パーツ | 推奨 |
|---|---|
| GPU | RTX 5070(12GB) |
| CPU | Ryzen 7 9800X3D / Core i7-14700K |
| メモリ | 32GB DDR5 |
| SSD | NVMe Gen4 1TB以上 |
| BTO予算 | 20〜27万円 |
1080pでは120〜125fpsの余裕があり、将来の重量級タイトルにも長期対応できます。
予算に余裕があるなら、RTX 5060 TiよりRTX 5070を選ぶ価値が大きい構成です。
【配信・録画あり】高fps維持 + 配信品質を両立する構成
「紅の砂漠の配信・録画をしながら快適にプレイしたい」という人向けの構成です。
NVENC(NVIDIAのハードウェアエンコーダー)を使えばゲームfpsへの影響を最小限にできます。
配信中はCPUとメモリに追加負荷がかかるため、スペックに余裕を持たせることが重要です。
| パーツ | 推奨 |
|---|---|
| GPU | RTX 5070 Ti(16GB)(NVENC 最上位世代) |
| CPU | Ryzen 7 9800X3D / Core i9-14900K |
| メモリ | 32GB DDR5(配信中の安定のため) |
| SSD | NVMe Gen4 2TB(録画ファイル保存分) |
| BTO予算 | 25〜32万円 |
RTX 5070 Tiは1080p Cinematicで135〜150fps前後と配信中でも120fps超えが現実的です。
NVENC最上位世代の配信品質は、サードパーティのソフトウェアエンコードと同等以上になっています。
⑥ スペック選びフローチャート
「どのスペックを選べばいいかわからない」という人は、以下の質問に答えてください。
Q1. 使用するモニターの解像度は?
├─ フルHD(1920×1080) → Q2へ
├─ WQHD(2560×1440) → Q3へ
└─ 4K(3840×2160) → Q4へ
Q2. フルHDで何fpsを目指しますか?
├─ 60fps安定でOK → RTX 5060 Ti(15〜18万円)
├─ 120fps以上 → RTX 5070(20〜27万円)
└─ 144fps以上 → RTX 5070 Ti(25〜33万円)
Q3. WQHDで何fpsを目指しますか?
├─ 60fps安定でOK → RTX 5070(20〜27万円)
├─ 120fps以上 → RTX 5070 Ti(25〜33万円)
└─ 144fps以上 → RTX 5080(30万円〜)
Q4. 4Kで60fps安定を目指す → RTX 5070 Ti以上(30万円〜)
└─ 4Kで120fps以上 → RTX 5090(50万円〜)
Q5. 配信・録画も同時にしますか?
├─ いいえ → 上記の通りでOK
└─ はい → 上記より1ランク上のGPU + Ryzen 7 9800X3Dを推奨
DLSS 4 / FSR 3の活用でスペック不足をカバーする
紅の砂漠はNVIDIA DLSS 3(RTX 4000〜)とDLSS 4(RTX 5000系)のフレーム生成、AMD FSR 3のフレーム生成に対応しています。
ネイティブ解像度でfpsが足りない場合でも、DLSS / FSRを使うことで画質を大きく落とさずfpsを向上できます。
DLSS 4(Multi Frame Generation)の効果目安:
・RTX 5060 Ti + 1080p Cinematic:ネイティブ90fps → DLSS 4使用で140〜160fps圏内
・RTX 5070 + 1440p Cinematic:ネイティブ80fps → DLSS 4使用で120〜140fps圏内
ただしDLSS 4のフレーム生成には入力遅延が伴うため、パリィや回避が重要な戦闘シーンでは感触が変わる場合があります。
ゲームの設定でDLSS 4をオン・オフ切り替えながら自分の好みに合わせることを推奨します。
レイトレーシングはオンにしていい?
紅の砂漠のレイトレーシング実装は「比較的効率的」と評価されており、他タイトルのような大幅なfps低下はありません。
RTを有効にしたときのfps低下は平均3〜4fps程度で、十分なGPUスペックがある場合はオンにしたほうが映像品質が向上します。
RTX 5060 Tiで1080p Cinematicをプレイする場合:
・RTなし:90〜100fps → RTあり:86〜96fps(約3〜4fps低下)
この程度であればオンにするメリットのほうが大きいです。
FAQ|よくある質問
Q. 紅の砂漠はPS5でも遊べますか?PC版と比べてどう違いますか?
A. PS5・PS5 Pro版も同時発売されています。
PC版はフレームレート上限なし・Cinematic最高設定・高解像度テクスチャに対応しており、映像品質はPC版のほうが上位です。
PS5 Proは Enhanced PSSR対応で向上していますが、「最高設定で144fps以上」はPC版でのみ実現できます。
Q. 紅の砂漠のストレージ容量はどのくらい必要ですか?
A. インストールサイズは150GB前後です。
アップデートで増加する可能性があるため、SSD空き容量は200GB以上を確保することを推奨します。
必ずNVMe SSDにインストールしてください。HDDでは読み込み遅延による頻繁なカクつきが発生します。
Q. 今持っているRTX 4070で快適に遊べますか?
A. 1080p High設定で60fps以上は安定します。
Cinematic(最高設定)1080pでは平均70〜80fps前後が期待できます。
DLSS 3を使えばさらにfpsを伸ばせるため、現時点での買い替えは不要です。
Q. 予算10万円台のPCで紅の砂漠は動きますか?
A. RTX 5060搭載モデル(10〜13万円)であればフルHD High設定で60fps以上が期待できます。
Cinematic(最高設定)は平均65〜75fps前後と場面によって60fps以下に落ちることがあります。
「設定を少し妥協して快適にプレイできる」という水準です。
まとめ|紅の砂漠のスペック選びで後悔しないために
紅の砂漠(Crimson Desert)のPC選びで重要なポイントをまとめます。
fps目標別GPU目安:
・フルHD 60fps安定 → RTX 5060 Ti(15〜18万円)
・フルHD 120fps / WQHD 60fps → RTX 5070(20〜27万円)
・フルHD 144fps / WQHD 120fps → RTX 5070 Ti(25〜33万円)
・4K 60fps → RTX 5070 Ti以上(30万円〜)
見落としやすい3点:
・旧世代CPU(i5-10世代以前)はNPC多い場面でボトルネックになる
・メモリは32GB・SSDはNVMe Gen4 1TB以上を最初から選ぶ
・ボリュームクラウド品質を「中」にするだけで10〜15%改善できる
公式推奨スペック(RTX 4070)はあくまでHigh設定・1440p 60fpsのラインです。
「最高設定で120fps以上を楽しみたい」という場合はRTX 5070以上を選ぶことを推奨します。
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※fps推定値はTechSpot・GamersNexus・gamegpu.comの実測データをもとにした推定です。CPU・メモリ・ゲーム内設定・ドライババージョンにより変動します。最新情報は各BTOショップの公式サイトでご確認ください。



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