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【結論】新PCでカクつく原因、最も多いのは「GPU使用率の低下」
流れを先に確認
- 1【結論】新PCでカクつく原因、最も多いのは「GPU使用率の低下」
- 2② カクつきの正体|平均FPS60でもカクつく理由
- 3③ 原因一覧|症状・数値・対策を完全解説
新PCを買ったのにゲームがカクつく。この症状の原因で最も多いのは、GPUが本来の性能を発揮できていない状態です。
具体的には以下の4パターンが全体の約8割を占めます。
| 原因 | 発生頻度 | 特徴的な数値 |
|---|---|---|
| GPU使用率の低下(ボトルネック) | ★★★★★ | GPU使用率60〜80%でCPU使用率90%超 |
| サーマルスロットリング(熱暴走) | ★★★★☆ | GPU温度83℃超でFPS急落 |
| ドライバ・OS設定の問題 | ★★★★☆ | 平均FPSは高いがフレームタイムが不安定 |
| メモリ不足 | ★★★☆☆ | RAM使用率90%超で最低FPSが平均の50%以下 |
この記事でわかること:
- カクつきの「正体」をフレームタイムで数値化する方法
- 原因ごとの症状・数値の特徴・対策を体系的に理解できる
- 初心者でも10分でできる原因特定フロー
- 買い替えが必要かどうかの明確な判断基準
② カクつきの正体|平均FPS60でもカクつく理由
FPSとフレームタイムは「別物」
多くの人が「カクつき = FPSが低い」と思っているかもしれませんが、これは半分しか正しくありません。
平均FPS60でも激しくカクつくことは普通に起こる。
理由はフレームタイムにあります。
| 指標 | 意味 | カクつきへの影響 |
|---|---|---|
| 平均FPS | 1秒間に表示したフレームの平均枚数 | 全体的な滑らかさの目安 |
| 最低FPS(1% Low / 0.1% Low) | 下位1%・0.1%のフレームレート | 瞬間的なカクつきの指標 |
| フレームタイム | 1フレームを描画するのにかかった時間(ms) | カクつきの直接的な原因 |
フレームタイムで見ると一目瞭然
60FPS安定 = 1フレームあたり約16.7ms で描画し続けることを意味します。
ところが実際のゲームでは、こんなことが起きます:
フレーム1:16ms
フレーム2:15ms
フレーム3:16ms
フレーム4:65ms ← ここで激しいカクつき
フレーム5:16ms
フレーム6:16ms
平均を計算すると約26ms(約38FPS相当)だが、人間が体感するのは「フレーム4で0.065秒止まった」ことです。
この「フレームタイムの急上昇(スパイク)」こそがカクつきの正体です。平均FPSの数値では見えません。
確認ツール:MSI AfterburnerとRTSS
フレームタイムを可視化するには MSI Afterburner + RivaTuner Statistics Server(RTSS) の組み合わせが定番だ。無料で使えます。
設定方法:
1. MSI Afterburnerをインストール後、RTSSもインストール
2. Afterburnerの設定 →「モニタリング」でフレームタイムにチェック
3. 「オンスクリーンディスプレイ」でゲーム中に表示
4. ゲームプレイ中にフレームタイムのグラフが確認できる
正常なフレームタイム: グラフが水平に安定している(16〜17ms付近)
問題あり: グラフに鋭いスパイクが頻発している(40ms超のピークが複数)
③ 原因一覧|症状・数値・対策を完全解説
原因1:CPUボトルネック
症状: ゲームが重い場面でカクつく。CPU使用率が常に高い。
数値の特徴:
| 数値 | ボトルネックありの状態 | 正常な状態 |
|---|---|---|
| CPU使用率 | 90〜100%(コアによっては100%張り付き) | 60〜80% |
| GPU使用率 | 50〜75%(本来の性能を使いきれていない) | 90〜99% |
| フレームタイム | スパイクが周期的に発生 | 安定 |
| 平均FPS | 目標値より20〜30%低い | スペック通り |
なぜ起きるか:
CPUはゲームの物理演算・AI・描画命令(ドローコール)を処理します。CPUの処理が間に合わない場合、GPUは次のフレームを描画する命令を待ち続けます。この「待ち時間」がフレームタイムスパイクとして現れます。
対策:
タスクマネージャーでコア別使用率を確認
特定のコアだけ100%になっていないか確認します。なっていれば典型的なシングルスレッドボトルネック。ゲームの解像度を上げる
逆説的に聞こえるが、解像度を上げるとGPUの負荷が増えてCPUとの均衡が取れることがあります。バックグラウンドアプリを終了する(後述)
それでも改善しないなら: CPUが性能不足の可能性が高い。世代や型番を確認します。
原因2:GPU使用率の低下
症状: GPU使用率が60〜80%程度なのにFPSが出ません。
数値の特徴:
| 状況 | GPU使用率 | 期待FPS | 実際のFPS |
|---|---|---|---|
| 正常動作 | 95〜99% | 100fps | 95〜105fps |
| GPU使用率低下 | 60% | 100fps | 55〜65fps |
| ボトルネック | 45% | 100fps | 40〜50fps |
GPU使用率が低い = GPUが暇をしている状態。性能を活かしきれていない。
主な原因:
- CPUがGPUに命令を送れていない(CPUボトルネック)
- 電源設定が省電力モードになっている(最重要)
- DirectX・Vulkanの設定ミス
- ゲームのFPS上限設定
対策:
- 電源設定を「高パフォーマンス」に変更(次章で詳述)
- ゲームのグラフィック設定でFPS上限を解除する
- NVIDIA/AMD公式ドライバを最新版に更新する
原因3:サーマルスロットリング(温度上昇)
症状: ゲーム開始後10〜20分でFPSが急落。再起動すると一時的に改善します。
数値の特徴:
| 時間経過 | GPU温度 | GPU使用率 | FPS |
|---|---|---|---|
| ゲーム開始直後 | 65℃ | 99% | 120fps |
| 10分後 | 78℃ | 97% | 115fps |
| 20分後 | 84℃(限界) | 85% | 90fps |
| 30分後 | 88℃(スロットリング) | 70% | 72fps |
なぜ起きるか:
GPUには安全のために温度リミットが設定されています。RTX 5070の場合、限界温度は約83℃(GPU Temp Limit)。それを超えると自動的にクロックを落として発熱を抑えます。これがサーマルスロットリングです。
新PCでも起きる理由:
– ケースのエアフロー設計が悪い
– グリスの塗り量が不均一(出荷時からまれに発生)
– ケースファンが接続されていない
– 設置環境(密閉空間・高室温)
確認方法:
MSI Afterburnerで「GPU Temperature」と「GPU Clock」を同時にモニタリング。温度上昇と同時にクロックが下がっていれば確定。
対策(優先度順):
- ケースのサイドパネルを外してプレイし、温度が改善するか確認
- ケースファンの接続と向きを確認(前面から吸気、背面・上面から排気が基本)
- ゲーム中の室温を確認。28℃以上の環境では排熱に影響が出やすい
- MSI AfterburnerのFan Curveを変更して冷却ファンの回転数を上げる
- グリスの塗り直し(上記で改善しない場合、購入店やメーカーに相談推奨)
原因4:メモリ不足
症状: 複数アプリ起動時やゲーム後半でカクつきが増えます。
数値の特徴:
| RAM容量 | 対象ゲーム | RAM使用率 | 症状 |
|---|---|---|---|
| 8GB | モダンウォーフェア3 | 95〜100% | 頻繁なカクつき・ロード遅延 |
| 16GB | モダンウォーフェア3 | 60〜75% | 安定 |
| 16GB | Cyberpunk2077(高設定) | 85〜90% | 稀にスパイク |
| 32GB | Cyberpunk2077(高設定) | 55〜65% | 安定 |
なぜ起きるか:
RAM使用率が90%を超えると、OSはRAMに収まりきらないデータをストレージ(ページファイル)に書き出す。NVMe SSDでも読み書き速度はRAMの100分の1以下のため、この「スワップ」が発生するたびにフレームタイムが数十ms〜数百msスパイクします。
確認方法:
タスクマネージャー →「パフォーマンス」→「メモリ」。ゲーム中に90%以上になっていればメモリ不足。
対策:
- ブラウザのタブを閉じる(Chromeは1タブあたり約150〜300MB消費)
- スタートアップアプリを無効化する(後述)
- 根本解決はメモリ増設。2026年現在、ゲーミングPCの最低ラインは16GB(DDR5推奨)。8GBは完全に不足。
原因5:ドライバ問題
症状: 特定のゲームだけカクつく。グラフィックドライバを更新した後からカクつき始めました。
数値の特徴:
平均FPSは正常値に近いが、フレームタイムグラフに規則的なスパイクが現れます。GPU使用率・CPU使用率・温度はすべて正常範囲内。
確認方法:
– Windowsイベントビューアー(Win + X → イベントビューア)でエラーログを確認
– 「nvlddmkm」(NVIDIA)や「amdkmdag」(AMD)のエラーがあればドライバ起因
対策(順番通りに試す):
- GeForce Experience / AMD Adrenalin から最新ドライバに更新
- DDU(Display Driver Uninstaller)でドライバを完全削除してから再インストール
- セーフモードでDDUを実行
- 再起動後に最新ドライバをクリーンインストール
- それでも再現する場合、一つ前のドライバに戻す(NVIDIA公式で過去バージョンをダウンロード可能)
原因6:電源設定(見落とし率No.1)
症状: 全体的にFPSが出ません。GPU使用率が思ったより低いです。
数値の特徴:
| 電源設定 | GPU使用率 | CPU動作クロック | FPS(目安) |
|---|---|---|---|
| 省電力 | 55〜70% | 制限あり | 60〜70fps |
| バランス | 75〜85% | 通常 | 85〜95fps |
| 高パフォーマンス | 90〜99% | 最大 | 100〜120fps |
新PCの初期設定は「バランス」であることがほとんど。ゲーム用PCなのに省電力設定になっているのは、スペックを30〜40%無駄にしていることと同義です。
変更手順(Windows 11):
① コントロールパネル → 電源オプション
② 「高パフォーマンス」を選択
(表示されない場合:「追加のプランを表示」をクリック)
③ NVIDIA GPUの場合はNVIDIA コントロールパネル → 電源管理モード
→「最高のパフォーマンスを優先する」に変更
原因7:バックグラウンドアプリ
症状: ゲーム以外のソフトを起動していると重くなります。
典型的な犯人と消費リソース:
| アプリ | CPU消費 | RAM消費 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Google Chrome(タブ10枚) | 5〜15% | 2〜3GB | ゲーム中は必ず閉じる |
| Discord(画面共有あり) | 10〜20% | 300〜500MB | 音声のみなら影響小 |
| OBS(録画・配信中) | 20〜40% | 500MB〜1GB | RTX NVENCを使うことで軽減可能 |
| Windows Update | 瞬間的に100% | 可変 | 最悪のタイミングで動く |
| ウイルス対策ソフト | 5〜30% | 300〜800MB | スキャン中は特に重い |
対策:
スタートアップを無効化する
Ctrl + Shift + Esc→ スタートアップ → 不要なものをすべて「無効」ゲーム前にChrome・Discordの不要な機能を終了する
Windows Updateを手動管理する
設定 → Windows Update → 「アクティブ時間の設定」でゲームする時間帯を指定
④ 原因特定フロー|10分でできる診断チャート
MSI Afterburner を起動した状態でゲームをプレイしながら、以下の順番で確認します。
STEP 1:GPU使用率を見る
│
├─ GPU使用率が90〜99% → GPUは正常に働いている
│ └─ STEP 2へ
│
└─ GPU使用率が60〜80%以下 → GPUの性能を引き出せていない
├─ CPU使用率90%超 → 【CPUボトルネック】
├─ 電源設定が「バランス」or「省電力」→ 【電源設定の問題】
└─ 両方正常 → 【ドライバ問題】を疑う
STEP 2:CPU使用率を見る
│
├─ CPU使用率70〜85% → 正常範囲
│ └─ STEP 3へ
│
└─ CPU使用率90〜100%(常時) → 【CPUボトルネック確定】
対策:解像度を上げる・設定を重くしてGPU側に処理を移す
STEP 3:温度を見る
│
├─ GPU温度83℃未満 → 正常
│ └─ STEP 4へ
│
└─ GPU温度83℃以上(プレイ中に上昇し続ける)
→ 【サーマルスロットリング】
対策:エアフロー改善・ファン設定変更
STEP 4:フレームタイムを見る
│
├─ フレームタイムが安定(16〜17ms付近で水平) → ハードウェアは正常
│ └─ ソフト設定の問題(バックグラウンドアプリ・ゲーム設定)
│
└─ フレームタイムにスパイクあり(40ms超が頻発)
├─ RAM使用率90%超 → 【メモリ不足】
└─ RAM正常 → 【ドライバ問題】or【バックグラウンドアプリ】
⑤ 今すぐできる対策まとめ
設定変更だけで改善できることを優先順に並べた。
即効性が高い順:
1. 電源設定を「高パフォーマンス」に変更(所要時間:2分)
コントロールパネル → 電源オプション → 「高パフォーマンス」を選択。これだけで平均FPSが10〜20%向上するケースがあります。
2. ゲームモードを有効化(所要時間:1分)
設定 → ゲーム → ゲームモード → オン。Windowsが自動でリソースをゲームに優先割り当てします。
3. ハードウェアアクセラレートGPUスケジューリングを有効化(所要時間:2分)
設定 → ディスプレイ → グラフィック → 「ハードウェアアクセラレートGPUスケジューリング」をオン。フレームタイムの安定に効果的。
4. グラフィックドライバを最新版に更新(所要時間:10分)
GeForce Experienceを起動 → 「ドライバー」→「アップデートを確認」。
5. スタートアップアプリを無効化(所要時間:5分)
Ctrl + Shift + Esc → スタートアップアプリ → 不要なものをすべて無効化。
6. ゲームのグラフィック設定を最適化(所要時間:10分)
フレームタイムへの影響が特に大きい設定:
| 設定項目 | 影響度 | 推奨設定(軽量化優先) |
|---|---|---|
| レイトレーシング | ★★★★★ | オフ(FPS50%以上変動することがある) |
| シャドウクオリティ | ★★★★☆ | 中 |
| アンチエイリアシング | ★★★☆☆ | DLSS / FSR に置き換え |
| テクスチャクオリティ | ★★☆☆☆ | VRAMが足りるなら高でも問題なし |
| 解像度スケーリング | ★★★★★ | DLSS 4 Quality(RTX 5000シリーズ) |
⑥ 買い替え判断|今のPCで対処できるか、できないか
上記の対策をすべて試した上で、以下の判断基準を使う。
買い替え不要なケース
以下をすべて満たす場合、ハードウェアの問題ではない:
- GPU使用率:ゲーム中に安定して90〜99%
- CPU使用率:70〜85%(一部の重い場面で90%超もOK)
- 温度:GPU 83℃未満・CPU 90℃未満
- RAM使用率:80%未満
- フレームタイム:スパイクが10分に1〜2回以下
→ ソフト設定・ドライバ・バックグラウンドアプリで解決できる可能性が高い。
買い替えを真剣に検討すべきケース
| 状況 | 診断結果 | 判断 |
|---|---|---|
| CPU使用率が常時90%超でGPU使用率が60%以下 | CPUがGPUの性能を引き出せていない | CPU(またはPC全体)の買い替えを検討 |
| 対策後もフレームタイムスパイクが止まらない | ハードウェアの世代的限界 | 買い替え推奨 |
| RAM 8GBで目標ゲームが16GB要求 | 物理的に足りない | 増設または買い替え |
| 最新ゲームでGPU使用率99%・FPS30以下 | GPUの性能不足 | GPU(またはPC全体)の買い替えを検討 |
| 購入後1〜2年でこれらの症状が出ている | 最初からスペック不足だった | 買い替え推奨 |
特に注意:
「新PCなのに」カクつく場合でも、そのPCのスペックが最初から現在のゲームの要求に対して不足していたというケースは珍しくありません。2026年現在、1080p/60fps安定には最低でもRTX 5060、1440p/144fps狙いにはRTX 5070が必要です。
⑦ それでもカクつくなら|おすすめゲーミングPC
設定を見直しても根本的なスペック不足が原因の場合、新しいゲーミングPCへの移行が最も費用対効果が高い。
予算別おすすめ構成
15万円台:RTX 5060 Ti搭載モデル
対象: 1080p/144fps安定・軽〜中量級ゲーム・カジュアルゲーマー
| 項目 | スペック |
|---|---|
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB GDDR7) |
| CPU | Ryzen 5 8600X / Core i5-14600K 以上 |
| RAM | 16GB DDR5 |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
なぜこれか:
RTX 5060 TiはVRAM 16GBを搭載します。前世代(RTX 4060 Ti)の8GBからVRAMが倍増しており、最新タイトルでもメモリ不足によるフレームタイムスパイクが起きにくい。DLSS 4対応で実効FPSをさらに引き上げられます。
フロンティア公式でRTX 5060 Ti搭載モデルを確認する
20万円台:RTX 5070搭載モデル
対象: 1440p/144fps・4K対応・重量級ゲームも快適に遊びたい
| 項目 | スペック |
|---|---|
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070(12GB GDDR7) |
| CPU | Ryzen 7 9700X / Core i7-14700K 以上 |
| RAM | 32GB DDR5 |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
なぜこれか:
RTX 5070はDLSS 4 Multi Frame Generationに対応しており、実効FPSを最大4倍に引き上げることができます。NVENC 10th gen搭載のため、ゲーム配信を将来的に考えているユーザーにも対応できる唯一の価格帯です。
BTOメーカー:
FAQ
Q. 新品PCを購入してすぐカクつく場合、初期不良の可能性はありますか?
A. あります。特にサーマルスロットリングが購入直後から激しい場合、グリスの塗り不良や冷却ファンの接続ミスが原因である可能性があります。
購入から30日以内であれば、販売店に問い合わせることで無償修理・交換の対象になる場合が多いです。
まずMSI AfterburnerでGPU温度を計測し、アイドル時40℃超・高負荷時90℃超であれば販売店へ連絡することを推奨します。
Q. フレームタイムを確認するためのMSI Afterburnerの設定方法がわかりません。
A. インストール後、設定(歯車アイコン)→「モニタリング」タブ→「フレームタイム」の項目を探してチェックを入れ、「オンスクリーンディスプレイに表示」にもチェックします。
次にRTSS(RivaTuner Statistics Server)が起動していることを確認してください。
ゲームを起動すると、画面左上または指定した位置にフレームタイムの数値がリアルタイムで表示されます。
Q. GPU使用率が99%になっているのにFPSが低いのはなぜですか?
A. GPUが100%フル稼働しているにもかかわらずFPSが目標を下回っている場合、GPUの絶対的な処理能力が現在のゲームの要求に対して不足しています。
たとえばRTX 4060でCyberpunk 2077を4K最高設定でプレイすれば、GPU使用率99%・FPS20〜30という結果になります。
これはソフト設定では解決できないため、GPU(またはPC全体)の買い替えか、解像度・グラフィック設定の引き下げで対応することになります。
Q. 「最低FPS(1% Low)」はどのくらいあれば体感的に快適ですか?
A. 目標FPSの60〜70%以上を維持できていれば、体感上の大きな問題はありません。
たとえば平均120fpsを目指すゲームなら、1% Lowが72fps以上(60%)あれば許容範囲です。
1% Lowが平均の50%を下回る(平均120fpsで1% Low 60fps未満)場合、瞬間的なカクつきが体感的に目立つようになります。
Q. DLSS 4やFSRを有効にするとカクつきは改善しますか?
A. はい、有効な場合が多いです。DLSS 4(RTX 5000シリーズ対応)は描画解像度を下げてGPUの負荷を軽減しながら、AI補完で高解像度相当の映像を生成します。
RTX 5000シリーズのMulti Frame Generationを使えば、元のFPSが30fpsでも120fps相当のなめらかさを実現できます。AMD GPU向けのFSR 4も同様の効果があります。
ただし入力遅延(レイテンシ)がわずかに増加するため、FPSゲームの競技プレイには向き不向きがあります。
まとめ
| ステップ | 確認内容 | 正常値 | 問題がある場合 |
|---|---|---|---|
| 1 | GPU使用率 | 90〜99% | 低い → 電源設定・CPUボトルネック |
| 2 | CPU使用率 | 70〜85% | 常時90%超 → CPUボトルネック |
| 3 | GPU温度 | 83℃未満 | 超えている → サーマルスロットリング |
| 4 | RAM使用率 | 80%未満 | 90%超 → メモリ不足 |
| 5 | フレームタイム | 安定(スパイクなし) | 頻繁なスパイク → ドライバ・設定 |
新PCなのにカクつく場合、まず電源設定の変更とドライバ更新を試す。それでも改善しない場合は本記事のフローチャートで原因を特定し、ハードウェアの買い替えが必要かどうかを判断します。
「体感」で悩むのをやめて、数値で原因を特定することが最短の解決策だ。
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